第六十二回神宮式年遷宮「お白石持行事」

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日本人の先祖の代表といわれる天照大神(あまてらすのおおみかみ)

2千年前から伊勢でおまつりしてきました

伊勢神宮は正式名称を神宮といい、全国の神社を取りまとめる日本一大きな神社です

地元の氏神の総氏神なのです

ここで1300年前から式年遷宮という制度があり、20年に一度お宮を新しくする儀式を行ってきました

62回目を迎える平成25年の本年を迎えるにあたり、近年色々な儀式が執り行われました

数年前に立替時に使う木材を運ぶお手伝いができる「お木曳き行事」があり、私はその行事に仕事で参加し、今回の再訪を参加者の皆様と誓ったのでした

伊勢までは現在は交通網が発達してすぐに行ける距離ですが、昔は江戸から15日間

名古屋からも近鉄特急で1時間ちょっとですが当時は4日かけて歩いたそうです

神宮は外宮内宮の二つの正宮があり約5キロ離れていますが、随時路線バスがでていますので個人の方でも安心です

この外宮内宮の両宮にお参りしてこそお伊勢参り=おかげ参りになります

今回名古屋~利用したのが近鉄特急が期間限定で発売した「ご朱印巡りきっぷ」

5600円という金額で伊勢までの往復特急券がつく

現地では路線バス乗り放題、遷宮館入館券、赤福試食券など観光に便利なきっぷです

このようなチケットは旅行者には非常にありがたいと感じます

是非他の観光地も取り入れて欲しいものです

 

おかげ横丁のあるおはらい町通りは昔の参宮街道

今回のお白石持行事の始まりはここで結団式を行い、まずは奉献車を何百人もの神領民によって2本の綱で運びます

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沿道の地元住民の方々の応援の中、エイサーエイサーと声をあげて練り歩きます

熱中症対策でしょうか、ポカリスエットのミニボトルが配られていました

平日ということもありお年寄りが多かったですが、関係者が鼓舞して場を盛り上げます

宇治橋まで到着すると清流宮川で採取されたお白石を一ずつ手にします

お払いを受けいよいよ神域へ

御正殿は唯一神明造といわれる日本古来の建築様式でヒノキの素木を使います

この周りに敷き詰める白い石を各々が置いてゆきます

そこからぐるりと御正殿を近くから拝見できます

屋根は萱葺きで質素な色合いですが何ともいえない神々しさを放っていました

色合いが質素な分、七宝焼きの据玉が印象的でした

日本人の美適感覚ですねええ

撮影は禁止、警備員の目が光る中しばし神様の新居を眺めていました

「美しい・・・」

その後すぐに現在のお宮へ

20年の月日で建物はこんなにも変化するのか、とよくわかります

お白石持行事の行われている8月末まではこのような行事が毎週末行われますので、神宮周辺はものすごい渋滞が起きています

 

伊勢神宮へは仕事で何度か訪れます

観光の中心おはらい通りはいつ行っても賑わっています

とても活気があり、新たな発見がある楽しい場所です

江戸情緒も取り入れてありますので外国人観光客にも魅力的だと思います

てこね寿司、伊勢うどん、松坂牛、牡蠣、伊勢えび、あわび、とグルメなお店も多く土産の定番赤福本店も大繁盛していました

今年は記録的な猛暑、おはらい町通りの中心にあるおかげ横丁では赤福氷なるかき氷が行列を作っていました

皆様も是非新しくなった伊勢神宮へ旅に出てみませんか?DSCF2440

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